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2006年01月17日
新登場「さくらのブログ」と老舗のブログ「タイプパッド」
*管理人より
1月11付記事「無料ブログに反対」で、この記事のタイトルにある有料レンタルブログサービスをご紹介する予定でしたが、スペースの関係からこちらでご紹介させていただくことにしました。
「無料ブログに反対」でも取り上げたましたが、クレームなどの「連絡フォーム」や各種「注意事項」へのアクセスのしやすさを中心に、ここでは「さくらのブログ」について特長をまとめてみたいと思います。
・有料ブログサービスの例 (現在全くの無料サービスは予定されていません)
タイプパッド(Six Apart-TypePad) シックス・アパート(株)運営
さくらのブログ&レンタルサーバ さくらインターネット(株)運営
新登場「さくらのブログ」 さくらインターネット(株)運営
「さくらのブログ」はちょうど2か月前、2005年11月17日に提供開始されたばかりの新しい有料レンタルブログサービスです。2004年7月提供開始の「さくらのレンタルサーバ」に、セット機能として新たに追加されました。システム運営はブログ関係会社のシーサー(株)との提携によるものです。
さくらインターネット(個人向けサービス):2005年11月11日付 お知らせ
さくらのレンタルサーバ、ブログ機能「さくらのブログ」提供開始のお知らせ
ブログ追加後も料金はそのままなので、上記「お知らせ」には「『さくらのレンタルサーバ』をご利用中のお客様は無料でご利用いただくことが可能です」と書かれていますが、昨今のブログの隆盛から、両レンタルサービスの主従関係は近々逆転(?)するかも知れません。
なお、さくらインターネット(株)ではインターネット接続サービス「さくらのフレッツ接続」も提供していますが、ブログ機能の追加は今のところ予定されていないようです。また、全く無料のレンタルブログサービスについても同様です。
驚くほどアクセスしやすい「さくらのブログ」の
「連絡フォーム」と「注意事項」さらに「フリーダイヤル」
まず、「連絡フォーム」へのアクセスのしやすさから。
さくらインターネット(個人向けサービス)公式サイトのトップページをご覧ください。「サポート/お問合せ」へのリンクが、何と“真上の一番最初”にあります。
アクセスするとまず「FAQ」の表紙へ飛び、その左上のサイドバーメニュー内に「お問合せ」へのリンクが。そこをクリックすればもう「お問合せ」の表紙です。そこには「お問合せフォーム」と、契約者でなくても誰でもかけられる「フリーダイヤル」(めずらしい!)の簡潔な説明。
トップからほんの3クリック目で「お問合せフォーム」にたどり着き、あとは「質問の種類」のプルダウンメニューから「迷惑行為・不正なサイトの報告」など該当項目を選んで連絡事項を打ち込み、指示に沿って進むだけです。
また、「お問合せ」の表紙の下に「こんなときは…」という見出しがあり、「さくらインターネットのユーザから迷惑行為を受けた、違法性の高いウェブサイトを見つけた…!」場合の説明ページへのリンクがあります。このリンクは(法人向けサービス)サポートぺージ内の「ルールとマナー・abuse」へのバイパスルート。
左側に「禁止事項について」、「迷惑行為・違法行為とは」、「迷惑メール(スパムメール)の対応」など運営会社としての具体的な対応方針を説明したページへのリンクメニューが、右側には「迷惑行為・不正なサイトの報告」専用窓口へのメール送信リンクが並んでいます。この種の連絡なら「お問合せフォーム」より手続が簡潔です。
まさに至れり尽くせり。クレーム処理受付の準備体制はトップレベルと言えるでしょう。「サポート/お問合せ」へのリンクはトップページだけでなく、(個人向けサービス)サイト内ほぼ全ページの同じ位置、“真上の一番最初”にあり、目を見張る徹底ぶりです。特に、トップからわずか2クリックで案内の出る、誰でもかけられる「フリーダイヤル」は、各社有料サービスの中でも極めて貴重。実に堂々としたものです。
これと比べ、ページ最下部の文字列の中に小さなリンクだけ有ったり、無かったり、会社概要のページからいくつもリンクを探らないとたどり着けないような“ありがちな事例”はどうでしょう。次元が違うほどの大違いです。
次に「注意事項」などへのアクセスです。
すでにトップから3クリックで(法人向けサービス)サポートぺージの「ルールとマナー・abuse」へたどり着ける説明をしましたが、(個人向けサービス)サイト内も実に驚くほどの徹底ぶり。
トップページの各種サービスメニューの最初(つまり最主力商品)、「さくらのブログ」が利用できる「さくらのレンタルサーバ」のコンテンツへアクセスします。左上のサイドバーにコンテンツ内各ページへのリンクメニューが並べられているのはセオリー通り。
驚くべきは「特長」、「プランと価格」、「機能紹介」などの案内ページに続いて「ご利用上の注意」や「約款」が同列に扱われていることです。利用者が普段アクセスする「コントロールパネルへ」や「オンラインマニュアル」などはその最下部。優先順位に対する意識が他社とは違う、…と言うより根本的に逆です。これには脱帽しました。
さっそく「ご利用上の注意」へアクセス。上からすぐ3番目に「コンテンツについて」の見出しがあり、「次のようなコンテンツの設置は禁止とさせていただいており、 設置された場合には予告無くサービスの停止などを行う場合がございます(詳細は約款参照)」 として例を並べ、その最初で「著作権や商標権、 肖像権など第三者の権利を侵害する、 又は侵害するおそれのあるもの(ソフトウェアの不正コピー等)」 を挙げています。運営会社の、第三者の権利侵害に対する問題意識の高さをうかがうことができます。
続いて「約款」、さらにその下の「お申込み」もクリックしてみましょう。各サービス共通の「お申込み」の表紙に飛びます。ページ中央に「今すぐ申込む」の大きなボタンがあり、そのすぐ上の大きな赤枠の中に「お申込みされる前に、必ず各サービスの『約款』、『ご利用上の注意』をご熟読ください」として各サービス別にそれぞれのリンクが並べられ、初めて訪問する申込み者の目にも留まりやすいよう工夫されています。
また、同じ赤枠内には「また、お申し込みされる方が未成年者の場合は必ず親権者の承諾が必要となります」との注意書きもあります。当然、未成年者に向けて書かれた注意書きだと思いますが、子どもさんに「親権者」と言う言葉が難しくても、自分から「親権者」に意味を尋ねるではずなので大丈夫でしょう(そういう親子関係でありたいものです)。金銭的契約で、かつ運営会社がネット上からの申込みしか扱っていないことによる必要事項だと思われますが、ここは「親権者」の日頃からの監督能力や責任能力が問われるところです。
さてここでご注目! この「お申込み」の表紙の最初の一文をご覧ください。
「この度は『SAKURA Internet』のサービスをご検討いただきまして、誠にありがとうございます」
さらに、文末に添えられた一言も。
「それでは、これからもより一層、『SAKURA Internet』をよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 - SAKURA Internet 社員一同 -」
ボタンを押して、申込みフォームへ移って、手続を済ませて、やっとこうした挨拶が現れるのが普通なのに、検討中の訪問者に対してもこの姿勢。しかも、「社員一同」でですよ。この心構え、なかなか真似できるものではありません。参りました。
さくらインターネットの公式サイトは、それ自体がまるでWEBデザインにおける“ユーザビリティ”(使いやすさ)のお手本のように作られています。訪問するだけで初心者もWEB構築の学習が自然とできるようになっていて、私は初めて訪れたとき、思わず感動さえ覚えてしまいました。
(当サイト管理人の学習能力の如何については脇へ置くことにします(^_^;))
そう言えば、雰囲気も色使いも派手過ぎず地味過ぎず、イラストのタッチも含め、どことなく英会話などのカルチャースクール風です。教材編集のノウハウを持ったスタッフもWEB制作に加わっていそうな、そんな想像を思い起こさせる、非常に優れたデザインと言えます。
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管理人の気紛れ日記:2006年1月11日付記事
最近のネット事情
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ブログブームに伴い増加するネット上のトラブルに関し、
多くのWEBサイト管理人へモラル向上を呼びかけています。
ブログ問題をめぐる市民キャンペーン、私と共に同時発動です。
項目: 日常・雑感
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